過去にどんな問題が多く出題されていたんだろう?
過去10年間の問題から出題数の多い順番にまとめました!
読みにくい漢字には「ふりがな」を付けました!
今回紹介する分野は下の4つです!
ダム・トンネル
第1位 コンクリートダムに関する問題
ダム・トンネルの出題数は2問です!
ダムに関しての問題は毎年出題されておりその中でもコンクリートダムに関する問題は
過去10年間で6回の出題がありました!
重要ポイントなので覚えておきましょう!
(H30-No.23)
【過去問1】 コンクリートダムに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ ダム本体工事は、大量のコンクリートを打ち込むことから骨材製造設備やコンクリート製造設備をダム近傍に設置する。
⑵ カーテングラウチングを行うための監査廊は、ダムの堤体上部付近に設ける。
⑶ ダム本体の基礎の掘削は、大量掘削に対応できるベンチカット後方が一般的である。
⑷ ダムの堤体工には、ブロック割りしてコンクリートを打ち込むブロック工法と堤体全面に水平に連続して打ち込むRCD工法がある。
答え ⑵
カーテングラウチングはダムの基礎岩盤にカーテン状にグラウチングすることです。よってアンカーを打ったりする箇所の監査を確認するための通路なので基礎となるダム底部に設けられます。
(H24-No.23)
【過去問2】 コンクリートダムの施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ ダム基礎掘削には、基礎岩盤に損傷を与えることが少なく、大量掘削が可能なベンチカット工法が用いられる。
⑵ コンクリートの締固めは、ブロック工法ではバイブロドーザーなどの内部振動機を用い、RCD工法では振動ローラーが一般的に用いられる。
⑶ RCD工法での横継ぎ目は、一般的にダム軸に対して直角方向には設置しない。
⑷ 基礎岩盤のコンクリート打込み後の養生は、打込み時期あるいは打ち込み箇所に応じて散水やシートで覆うなど適切に行う。
答え ⑶
コンクリートダムは、コンクリートの温度ひび割れを防ぐために適切な間隔で収縮継ぎ目を設ける必要があり、ダム軸方向の間隔15mを標準にダム軸に対して直角に方向に横継ぎ目を設けるのが一般的です。
第2位 トンネルの山岳工法における掘削に関する問題
山岳工法の掘削に関する問題は過去10年間で4回の出題がありました!
出題確率は40%です!
また山岳工法における支保工に関しての出題もありますので第3位にて紹介します!
(R1-No.24)
【過去問1】 トンネルの山岳工法における掘削に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 機械掘削には、全断面掘削機と自由断面掘削機の2種類がある。
⑵ 発破掘削は、地質が硬岩質などの場合に用いられる。
⑶ ベンチカット工法は、トンネル断面を上半分と下半分に分けて掘削する方法である。
⑷ 導坑先進工法は、トンネル全断面を一度に掘削する工法である。
答え ⑷
導坑先進工法は、トンネル掘削断面をいくつかの区分に分けて順序立てて掘り進める方法であり、湧水などの軟弱な土質に適応できます。
(H26-No.24)
【過去問2】 山岳工法によるトンネルの掘削方式に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 機械掘削は、ブーム掘削機やバックホゥ及び大型ブレーカなどによる全面掘削方式とトンネルボーリングマシンによる自由断面掘削方式に大別できる。
⑵ 発破掘削は、切羽の中心の一部を先に爆発し、これによって生じた新しい自由面を次の爆破に利用して掘削するものである。
⑶ 機械掘削は発破掘削に比べ、地山を緩めることが少なく、発破掘削の騒音や振動などの規制がある場合に有効である。
⑷ 発破掘削では、発破孔の穿孔に削岩機を移動式台車に搭載したドリルジャンボがよく用いられる。
答え ⑴ 全面掘削方式とは、シールド工法やTBM工法などがあり、一般的にシールド機を用いて前面的に掘り進めていく方法です。ブーム掘削機やバックホゥを用いての掘削は自由掘削方式で使用します。
第3位 トンネル山岳工法における支保工に関する問題
支保工に関する問題は過去10年間で3回の出題です!
出題回数は少なめですが近年にの出題に多く見られています!
(H29-No.24)
【過去問1】 トンネルの山岳工法における支保工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 支保工は、掘削後の断面を維持し、岩石や土砂の崩壊を防止するとともに、作業の安全を確保するために設ける。
⑵ ロックボルトは、掘削によって緩んだ岩盤を緩んでない地盤に固定し、落下を防止するなどの効果がある。
⑶ 吹付けコンクリートは、地山の凹凸を残すように吹き付けることで、作用する土圧などを地山に分散する効果がある。
⑷ 鋼製(鋼アーチ式)支保工は、吹付けコンクリートの補強や掘削断面の切羽の早期安定などの目的で行う。
答え ⑶
吹付けコンクリートは凹凸を少なくするようにします!
支保効果、内圧効果、リング閉合効果、外力配分効果が期待されるためです!
(H24-No.24)
【過去問2】 トンネルの山岳工法における支保工の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 鋼製支保工がある場合の吹付けコンクリートは、コンクリートと鋼製支保工が一体となるように注意して吹付けする。
⑵ ベアリングプレートの設置は、ロックボルトの軸力をトンネル壁面に十分伝達できることを確認する。
⑶ ロックボルトは、穿孔、定着材の混合、充てんなどがなされていることを確認する。
⑷ 吹付けコンクリートは、吹付けノズルを吹付け面に斜めに向けノズルと吹付け面の距離を保って行う。
答え ⑷
吹付けコンクリートは、吹付けノズルを吹付け面に対し直角方向とし、ノズルと吹付け面の距離を適切に保って行います!
一般には吹付面までの距離は1.0〜2.0mとされています!
海岸・港湾
第1位 異形コンクリートブロックによる消波工に関する問題
海岸・港湾の出題数は2問です!
この問題は過去10年間で5回とそこまでは多くはありませんが、近年は連続で出題されているので出題確率は高いです!
(R1-No.25)
【過去問1】 海岸における異形コンクリートブロックによる消波工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 異形コンクリートブロックを層積みで施工する場合は、据付けに手間がかかり、海岸線の曲線部などの施工が難しい。
⑵ 異形コンクリートブロックは、海岸堤防の消波工のほかに、海岸の侵食対策としても多く用いられる。
⑶ 異形コンクリートブロックを乱積みで施工する場合は、層積みに比べて据付け時の安定性がよい。
⑷ 異形コンクリートブロックの据付け方には、一長一短があるので異形コンクリートブロックの特性や現地の状況などを調査して決める。
答え ⑶
異形コンクリートブロックを乱積みで施工すると、安定性が悪くなります!
(H29-No.25)
【過去問2】 海岸堤防の消波工の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 異形コンクリートを層積みで施工する場合は、すえつけ作業がしやすく、海岸線の曲線部も安易に施工できる。
⑵ 消波工に一般に用いられる異形コンクリートブロックはブロックとブロックの間を波が通過することにより、波のエネルギーを減少させる。
⑶ 異形コンクリートブロックは、海岸堤防の消波工のほかに、海岸の侵食対策としても多く用いられる。
⑷ 消波工は、波の打ち上げ高さを小さくすることや、波による圧力を減らすために堤防の前面に設けられる。
答え ⑴
異形コンクリートを層積みで施工する場合は、捨石の均し精度を要するなどの手間がかかるほか、海岸線の曲線部や隅角部では施工が難しいです!
第2位 ケーソン式混成堤の施工に関しての問題
ケーソン式混成堤についての問題は、過去10年間で3回の出題がありました!
港湾の防波堤には他にも、傾斜堤・直立堤・消波ブロック被覆堤・などがありますがその中でも多く出題されていた混成堤について出題します!
(H30-No.26)
【過去問1】 ケーソン式混成堤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ ケーソン底面が据付け面に近づいたら、注水を一時止め、潜水士によって正確な位置を決めたのち、ふたたび注水して正しく据え付ける。
⑵ ケーソンの中詰め後は、波により中詰め材が洗い流されないように、ケーソンにふたとなるコンクリートを打設する。
⑶ ケーソン据付け直後は、ケーソンの内部が水張り状態で重量が大きく安定しているので、できるだけ遅く中詰めを行う。
⑷ ケーソンは、波浪や風などの影響でえい航直後の据付けが困難な場合には、波浪のない安定した時期まで沈設して仮置きする。
答え ⑶
ケーソン据付け直後は水張りだけで荷重が軽い状態なのでできるだけ早く中詰めを行う方がいいです!
(H27-No.26)
【過去問2】 ケーソン式混成堤の施工に関する次の記述にうち、適当でないものはどれか。
⑴ ケーソンは、えい航・浮上・沈設を行うため、水位を調節しやすいように、ケーソンのそれぞれの隔壁に通水孔を設ける。
⑵ ケーソンは注水開始後、中断することなく注水を連続して行い速やかに、据え付ける。
⑶ ケーソンは、据付け後すぐにケーソン内部に中詰めを行なって質量を増やし、安定を高めなければならない。
⑷ ケーソンは、中詰め後、波により中詰め材が洗い流されないように、ケーソンに蓋となるコンクリートを打設する。
答え ⑵
ケーソンは、注水開始後、函体が基礎マウンド上に達する直前10〜20㎝の位置まで達したところで一旦注水を停止し、引き寄せを行い、据付位置の確認を行なったうえで注水し着底させて据え付けます!
第3位 グラブ浚渫船の施工に関しての問題
グラブ浚渫船の問題は過去10年間で3回の出題がありました!
(R1-No.26)
【過去問1】 グラブ浚渫船の施工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
⑴ グラブ浚渫船は、ポンプ浚渫船に比べ、底面を平たんにするのが難しい。
⑵ グラブ浚渫船は、岸壁などの構造物前面の浚渫や狭い場所での浚渫には使用できない。
⑶ 非航式グラブ浚渫船の標準的な船団は、グラブ浚渫船と土運船のみで構成される。
⑷ グラブ浚渫後の出来方確認測量には、原則として音響測探機は使用できない。
答え ⑴
グラブ浚渫船は、中小規模の浚渫に適し、浚渫速度や地盤条件に対し制限が少ないため、底面を平たんにするのはポンプ浚渫船に比べ安易です!
(H28-No.26)
【過去問2】 浚渫工事の施工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
⑴ 余掘は、計画した浚渫の面積を一定にした水深に仕上げるために必要である。
⑵ グラブ浚渫船は、岸壁など構造物全面の浚渫や狭い場所での浚渫には使用できない。
⑶ 浚渫後の出来方確認測量には、原則として音響測探機は使用できない。
⑷ グラブ浚渫船は、ポンプ浚渫船に比べ、底面を平担に仕上げるのが難しい。
答え ⑴
余堀は、出来高上施工レベルを均一にするためのものであり、計画した浚渫の面積を一定にした水深に仕上げるためのものではありません!
鉄道・地下構造物
第1位 シールド工法に関する問題
鉄道・地下構造物の出題数は3問です!
堂々の第1位はシールド工法に関する問題です!
この問題は、過去10年間で10回と毎年出題されていますので重要ポイントです!
(H29-No.29)
【過去問1】 シールド工法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ シールドマシンは、フード部、ガーター部及びテール部の三つに区分される。
⑵ シールド進捗後は、セグメントの外周に空げきが生じるためモルタルなどを注入する。
⑶ セグメントの外径は、シールドで掘削される掘削外径より大きくなる。
⑷ シールド工法は、コンクリートや鋼材などで作ったセグメントで覆工を行う。
答え ⑶
セグメントは、露出した地山を崩壊するのを防ぐための覆工に用いる部材であり、外径はシールドの掘削外径より小さいです!
(H24-No.29)
【過去問2】 シールド工法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 密閉型シールド工法は、フード部とガーター部が隔壁で仕切られている。
⑵ シールドの覆工には、コンクリートや鋼材などで作ったセグメントが用いられる。
⑶ セグメントの外径は、シールドで掘削される掘削外径より小さくなる。
⑷ シールドマシンは、カッターで切削を行うフード部とジャッキでシールドを推進させるガーダー部の二つに区分される。
答え ⑷
シールドマシンはフード部、ガーター部、テール部の3つに区分されます。
第2位 鉄道(在来線)の営業線内の近接工事に関する問題
この問題は何パターンかの出題があります!
- 保安対策に関する問題=4回
- 施工に関する問題=4回
- 安全設備に関する問題=1回
- 工事従事者に関する問題=1回
過去10年間で上記ような割合で出題されています!
その中でも特に多い保安対策に関する過去問を紹介します。
(H28-No.28)
【過去問1】 鉄道(在来線)の営業線及びこれに近接した工事に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 営業線での安全確保のため、所要の防護柵を設け定期的に点検する。
⑵ 営業線に近接した重機械による作業は、列車の近接から通過の完了まで作業を中止する。
⑶ 信号区間の時は、バール・スパナ・スチールテープなどの金属による短絡(ショート)を防止する。
⑷ 複線以上の路線での積おろしの場合は、列車見張員を配置し車両限界をおかさないように材料を置く。
答え ⑷
工事の施工側において仮設物の大きさ・位置・仮置きの位置を制限するのは建築限界です! 車両限界とは、車両の大きさを制限するものです!
(H29-No.28)
【過去問2】 鉄道(在来線)の営業線及びこれに近接した工事の関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 営業線に近接した重機械による作業は、列車の近接から通過の完了まで十分注意して行う。
⑵ 重機の運転者は、重機械安全運転の講習会修了証の写しを添えて、監督員などの承認を得る。
⑶ 信号区間のときは、バール・スパナ・スチールテープなどの金属による短絡(ショート)を防止する。
⑷ 列車見張員は、信号炎管・合図灯・呼笛・時計・時刻表・緊急連絡表を携帯しなければならない。
答え ⑴
列車近接合図を受けたら直ちに作業を中止し、列車の通過が確認できてから作業を開始します!
第3位 鉄道工事における砕石路盤の施工の関する問題
この問題は過去10年間で4回の出題がありました!
(H28-No.27)
【過去問1】 鉄道の路床、路盤、路床の関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 線路は、レールや道床などの軌道とこれを支える基礎の路盤から構成される。
⑵ 路盤は、使用する材料により良質土を用いた土路盤、粒度調整砕石を用いたスラグ路盤がある。
⑶ バラスト道床の砕石は、強固で耐摩耗性に優れ、せん断抵抗角の大きいものを選定する。
⑷ 路床は、路盤の荷重が伝わる部分であり、切取路盤の路床では路盤下に排水槽を設ける。
答え ⑵
路盤材は、クラッシャーランや粒度調整砕石を使用します!
(H27-No.27)
【過去問2】 鉄道工事における砕石路盤に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 砕石路盤は、軌道を安全に支持し、路床へ荷重を分散伝達し、有害な沈下や変形を生じないなど機能を有する必要がある。
⑵ 砕石路盤の施工管理においては、路盤の層圧、平坦性、締固めの程度などが確保できるよ留意する。
⑶ 砕石路盤の施工は、材料の均質性や気象条件などを考慮して、所定の仕上がり厚さ、締固めの程度が得られるようにする。
⑷ 砕石路盤は、噴泥が生じにくい材料の多層の構造とし、圧縮性が大きい材料を使用する。
答え ⑷
砕石路盤は、圧縮性の小さい材料の方が望ましいです!
上・下水道(薬注・土留)
第1位 上水道の配管布設に関する問題
上・下水道(薬注・土留)の出題数は2問です!
この問題は過去10年間で6回の出題がありました!
近年は4年連続で出題されていませんが、今後出題の可能性も多いにあるので重要ポイントでしょう!
(H27-No.30)
【過去問1】 上水道の管布設工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ ダクタイル鋳鉄管の切断は、切断機で行うことを標準とする。
⑵ 鋼管の据付けは、管体保護のため基礎に良質の砂を敷き均す。
⑶ 管の切断は、管軸に対して直角に行う。
⑷ 管の布設は、原則として高所から低所に向けて行う。
答え ⑷
管の布設は、原則として、低所から高所へ向かって行い、また、受口のある管は受口を高所に向けて配管をします!
(H22-No.30)
【過去問2】 上水道管路施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 管の布設は、原則として高所から底所に向けて行う。
⑵ 管の切断は、管軸に対して直角に行う。
⑶ ダクタイル鋳鉄管の据付けにあたっては、表示記号のうち、管径、年号の記号を上に向けて据え付ける。
⑷ 1日の布設作業完了後は、管内に土砂などが流入しないように木蓋などで管端部をふさぐ。
答え ⑴
管の布設は、原則として、低所から高所へ向かって行い、また、受口のある管は受口を高所に向けて配管をします!
第2位 下水道の管きょ接合に関する問題
この問題は過去10年間で4回の出題となります!
(H29-No.31)
【過去問1】 下水道の管きょの接合に関する次に記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 段差接合は、緩い勾配の地形でのヒューム管の管きょなどの接続に用いられる。
⑵ 管底接合は、上流が上り勾配の地形に適し、ポンプ排水の場合は有利である。
⑶ 段差接合は、急な勾配での地形での現場打ちコンクリート構造の管きょなどの接続に用いられる。
⑷ 管頂接合は下流が下り勾配の地形に適し、下流ほど管きょの埋設深さが増して工事費が割高になる場合がある。
答え ⑴
段差接合とは、地表面勾配が急で最小土被りが保てない場合に適用し、マンホール内で段差をつける構造です!
(H24-No.31)
【過去問2】 下水道管きょの接合方式に関する次に記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 水面接合は、概ね計画水位を一致させて接合する方法である。
⑵ 管底接合は、ポンプ排水の場合は揚程が大きくなり経済的の不利となる。
⑶ 管頂接合は下流ほど管きょの埋設深さが増し建設費がかさむ。
⑷ 段差接合は、地表勾配が急な場合に用いられ適当な間隔にマンホールを設ける。
答え ⑵
管底接合は、管の内面底部の高さを上流で合致させる方法で、他の方法と比べ掘削深さを減じて工事が軽減でき、特にポンプ排水の場合は有利です!
第3位 配水管の種類に関する問題
配水管の種類に関しては過去10年間で3回出題されています!
(H28-No.30)
【過去問1】 上水道の道水管や配水管の種類に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
⑴ 鋼管は、管体強度が大きく、じん性に富み、衝撃に強く、外面を損傷しても腐食しにくい。
⑵ ダクタイル鋳鉄管は、管体強度が大きく、じん性に富み、衝撃に強く、施工性もよい。
⑶ 硬質ポリ塩化ビニル管は、内面粗度が変化せず、耐久性に優れ、質量が小さく施工性がよい。
⑷ ステンレス鋼管は、管体強度が大きく、耐久性があり、ライニング、塗装を必要としない。
答え ⑴
鋼管は、管体の強度はあるが、外面を損傷するとそこから腐食しやすいです!
(R1-No.30)
【過去問2】 上水道に用いる配水管の種類と特徴に関する次のうち、適当でないものはどれか。
⑴ ステンレス鋼管は、ライニング塗装を必要とする。
⑵ 鋼管は、溶接継手により一体化でき、地盤の変動のは管体の強度及び変形能力で対応する。
⑶ ダクタイル鋳鉄管は、管体強度が大きく、じん性に富み、衝撃に強い。
⑷ 硬質ポリ塩化ビニル管は、耐久性に優れ、重量が軽く施工性に優れる。
答え ⑴
ステンレス鋼管は、腐食しにくいため、ライニング塗装はしません!
まとめ
いかがでしたか?
今回は4つの分野をまとめて紹介いしました!
専門土木・後編では特に専門性が強い分野なので自分が得意とする問題、苦手な問題がはっきりと分かれると思います!
専門土木全体での出題数は20問に対し必要回答数はたったの6問です!
つまり、専門土木の中の7つの分野のうち多くとも3つの分野に絞ることができます!
例えば、【ダム・トンネル】= 2問
【海岸・港湾】= 2問
【上・下水道(薬注・土留)】= 2問 計 6問
このように出題数が少ない分野でも必要回答数の6問は確保できます!
ただ、それが全て正解するとは限らないので保険としてもう1つの分野も勉強しといたほうが安パイです!
出題数の多い分野であれば2つの分野でもOKです!
例えば、【河川・砂防】 =4問
【道路・舗装】 =4問 計 8問
この組み合わせなら2問の余裕もできますので十分でしょう!
私はこの組み合わせをオススメします!
忙しい仕事の合間に効率よく勉強するのは難しいですが、当ブログを少しでも参考にしていただければと思います!
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