これからの時代は手に職を付けた方が良いのかなぁ?
ホワイトカラーはAIによって仕事がなくなるらしいし…。
これからの時代はAIによってホワイトカラーの仕事が激減すると言われています…。
なんともサラーリーマンにとっては危機的なニュースですよね…。
「これからの時代を生き抜いていくにはどのような職種に就けば良いのか?」
「どんなスキルを身につけていけば良いのか?」
今の時代だからこそ様々な不安が頭をよぎります。
そんな中、私たち水道屋いわゆる設備業は人手不足とも言われています。
中には作業員もAIロボットによって仕事がなくなるとささやかれていますが私はそのような時代はまだまだ来ない先の話だと思っています。
最近AIが発達してきましたが、作業員に必要なスキルは「AI +身体」
人間のように柔軟で臨機応変な身体を持ち合わせていなければ作業員として役に立ちません。
仮にそのようなロボットができたとしても一般の企業には手が出せないぐらいお高くなるでしょう!
現実的な事を考えたら人間の方がコスパがいいのです。
AIによって作業効率を上げたり、人員をかけずに作業できるようになると思いますが、建設業界全体ががAIによって置き換えられるのはまだまだ先の未来となることでしょう。
そこで今回は、水道屋に勤めて16年目になる私が、水道屋をおすすめする理由について紹介していきます。
簡単なプロフィールはこちら⬇️
水道屋とはどんな仕事?
水道屋さんとは一般的にどんな仕事をしているイメージを持っているでしょうか?
水道屋さんと一言で言っても住宅設備や、水道本管、マンションやビルの商業施設の配管、様々な作業が混在しています。
【住宅設備】
- 給水や給湯の配管
- トイレ、キッチン等の器具設置
【水道本管】
- 各所に供給するまでの大本の水道本管
- 水道本管から各家庭、その他商業施設までの給水管
【商業施設の配管】
- 受水槽以下の施設内配管
上記の様に水道屋さんと言っても様々な分野によって分けられます。
そのため、全ての分野でプロレベルでこなせる職人さんはそうは居ないでしょう。
どの分野にとっても専門性が強いのである程度の経験値がないと施工ができません。
最低でも3年〜5年の経験を積んでいないと施工を任せられるレベルに至らないということです。
一人前になるのに時間がかかる業界でもあるので、1年や2年で業界を離れてします職人さんも少なくはありません…。
日々の経験が積み重なっていく感覚で仕事をしていると次第に楽しいと思える日が必ずやってきます。
逆に経験を積んでいれば若手にすぐに出し抜かれるようなこともありません。
最初の一踏ん張りができる方は飛躍できる業界でもあるでしょう!
求められる職人像
一昔前までの職人さんといえば、現場でのパワハラは当たり前。
男社会たるものは気合と根性!
そんな風土があった建設業ですが、それは一昔前の話です。
今現場で求められている職人は周囲の気遣いができるコミニケーションができる職人です。
かと言って話ばかりで仕事が進んでいなかったり、口が上手いが故に仕事を誤魔化したりするようではいけませんが…。
コミニケーションは人間しかできない唯一のスキル。
感情がないAIはあくまで機械的な応対しかできません。
言葉で「嬉しくなったり、泣いたり」出来るのも人間の感情があるから伝わってくるのです。
それほど言葉は人間社会において重要な役割を担っている。
例えば、大ベテランの職人がすごい仕事ができる人であっても、コミニケーションが下手だと若い職人は仕事を覚えずすぐにやめてしまうことでしょう…。
そんなサイクルが生まれてしまっては、会社にとってはマイナス要因となります。
うまくコミニュケーションが取れる人材こそこれからの建設業界には必要不可欠となるでしょう。
水道屋のメリット
水道屋にはたくさんのメリットがありますがここでは3つ紹介いたします!
水資源は無くならない
水道屋は文字通り安全な水をお客様の元までお届けすることが目的です。
水は私たちの生活にとってなくてはならないものです。
体の60%が水分でできていることはご存じでしょうか?
人間が生きている以上、水は永遠に存在し続けます。
よって、水道に関わる仕事というのは無くならないと思っています。
エネルギーは何かに置き換わることができても水は置き換えることができません。
独立もしやすい
水道屋さんは独立のし易さも一つのメリットとも言えます。
現場で職人としてある程度の経験を積んでいる方なら「手に職がある」と言えるでしょう
例えば、
公共工事での「水道本管」「給水管の埋設」の仕事を主にやっていた方はで有れば土木がメインで
民間工事での「住宅の設備」「器具の取り付け」の仕事を主にやっていた方で有れば設備配管がメインで独立することが出来るでしょう。
職人として独立を考えるなら、会社員の時に独立しても仕事を貰えるような環境を作ってからの方がいいでしょう!
また、現場管理をしていた方なら、書類作成代行なんかの仕事も最近では需要が高まってきています。
ちょっとした打ち合わせなんかはリモートでできる時代です。
インターネットが普及してきた現代だからできる仕事ですね!
達成感が得られる
なんと言っても工事が完成した時の達成感は言葉では言い表せません!
それはボリュームが多い現場や、何度も苦労をした現場ほどその度合いが大きくなります。
確かに、苦労の数は多ですが完成してしまえば今までの苦労もいい思い出と変換されていきます。
人間、苦労したことや、嫌な思いをしたことは記憶に残りやすいものです。
それが経験となり、ベテランになるほどどんな現場が来ても怯まない強靭な精神力が身についてくるのです。
この差は経験でしか得られない唯一無二のスキルとなります。
水道屋のデメリット
これまでは水道屋さんの良いところを紹介してきましたが、水道屋さんが経験してきたデメリットも紹介していきます。
夏場の仕事
やはり一番は夏場の仕事!
水道屋さんだけではないですが、やはり一番キツいのは暑い夏です!
この暑さに負けて業界を離れてしまう人も多くいます。
若手の頃は暑い現場に慣れていないこともあって周りの先輩方が超人のように見えるかもしれないですが、それは暑い現場環境を知っているから。
それもまた経験ですが、暑い時の仕事の仕方を知っているから耐え凌いでいけます。
初めての場合はそうはいきません…。
強靭な先輩たちと同じ動きをしていてはすぐにばててしまうことでしょう。
熱中症対策をしっかりし、こまめに水分補給をしながら仕事をしましょう。
熱中症対策についての記事はこちら⬇️
暑い夏を乗り越えることができれば建設業界でやっていけます!
残業が多い?
残業が多いというイメージが強いのも建設業の特色。
残業が多いと言っても全ての会社そうと言うわけではありません。
私も以前、勤めていた会社は残業が多かったことを今でも覚えています。
残業が多いと言われるのは主に「管理職」に多いです。
俗に言う「現場監督」と言う立場。
彼らが何故、残業が多いのでしょうか?
「現場監督」と言う立場は現場を指揮、管理する仕事。
現場を指揮、管理するためには様々な仕事があり、発注者が市や県(公共工事)の場合は提出しなければならない書類が多数あります。
その他にも職人さんが仕事を効率よく進ませる準備をしなくてはいけません。
日中現場で指示や現場の管理をしていれば当然しわ寄せが後に回ってきます…。
そのため、現場が終わってから事務所に戻って来ての作業となるため必然的に残業となってしまうわけです…。
このような悪循環が建設業界では未だに多く残っているのが現状。
ただ、最近では働き方改革の影響もあって、完全週休二日制や、残業を抑制するような動きもあるようです。
また、残業を減らすために仕事の効率化にを力を入れている自治体もあります。
例えば
このように今まで余計に時間が掛かっていた事もインターネットの普及により時間に余裕が生まれて来ています。
今後は、AI化が進み建設業にも働きやすい環境が構築されてくることでしょう!
まとめ
いかがでしたか?
今回は「手に職をつけるなら水道屋が良い理由」について紹介しました。
近年では水道管の老朽化により漏水が増えて来ている状況にも関わらず、技術者が少ないのが現状。
若手が興味を持ち若手技術者が活躍できる業界にしていきたいですね!
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