水道屋に入社したけど、どんな資格を取ったほうが良いんだろう?
このような悩みのある方は多いと思います。
「手に職をつけたい!」
「水道はこれからも需要がある!」
そう思って水道屋さんに入社したもののどんな資格があるのか?
また、どんな資格を取得したほうが有利なのか?
今回は水道工事16年目の私が薦める資格を紹介します。
給水装置主任技術者
水道屋さんに入社したら最初に取得するべき資格「給水装置主任技術者」
私もこの資格からスタートしました!
水道屋さんの走りの資格ということもあって毎年多くの若手の受験者がいますね!
この資格を取るメリットは、大きく分けて二つあります。
- 水道に関する知識が付く
- 給水工事の申請ができる
水道に関する知識が付く
水道事業に携わるには水道に関する知識はある程度把握しておいたほうが良いでしょう。
水道工事をしている時にお客さんからいろいろと質問をされることがあります。
水道の蛇口を閉めると音が鳴るんだけど何が起きているのかな?
「ウォーターハンマー」と言う現象です。
水の流れを急に締め切った時に配管内の水流が水栓にぶつかった時に音が発生します。
水圧が高い地域に発生が多いですね!
水道メーターの交換は何年に毎に交換しているの?
水道メーターの交換は計量法によって8年に1回交換しています!
そんな時にスラスラと答えられれば、お客さんからの信用も得られるでしょう。
反対に何を質問されても「分かりません」と言う反応だと、お客さんは「この人に仕事をお願いして大丈夫かな?」と思うことでしょう。
お客さんからしたら作業服を着て仕事をしている人はみんな「プロ」として見ています。
基本的な知識を身につけることで、個人的にお客様の信用を得られることにつながります。
給水工事の申請ができる
配水管から宅地内に給水管を引き込む場合に各自治体に申請書を作成しなくてはいけません。
工事を受注した際に「給水装置主任技術者」の資格が無いと工事自体を請負うことができません。
水道工事をする上で欠かさない資格となるのがこの「給水装置主任技術者」ですね!
配管技能士(建築配管)
配管なんてさせてくれないし、配管をしたいのに覚えられないよ…。
そう感じている若い職人さんは多いと思います。
私も入社して、2〜3年間はそうでした…w
水道屋に入社したばかりの頃は、配管作業はまではさせてくれません。
それは、まだプロとしての技術がないから。
仕事をしている以上はプロとしての仕事が当然ながら求められます。
お客さんからしたら作業をしている人は全て「プロ」
失敗などしたら信用はガタ落ち。自分だけならまだしも会社にも迷惑が掛かります。
会社から仕事を任せられている以上、安易に若手作業員に配管を任せることは難しいでしょう。
だからと言って配管をしなくてはいつまで経っても配管の技術は身につきません。
そこで私がお勧めするのは「配管技能士」
配管技能士は、実際の現場でも応用できる要素が詰まった資格とも言えるので、受けるだけでも価値がある資格です。
この資格を持っていれば、プロの配管工としての証明にもなるので、今まで配管をさせてくれなかった先輩の見る目も変わってくることでしょう。
配管技能士は1級〜3級までの資格があり、目指して欲しいのは「1級配管技能士」です。
配管経験が少なくても練習しているうちにコツを掴み、自信にもつながります。
配管技能士は「学科試験」と「実地試験」の2つに分かれています。
土木施工管理技士
水道工事と土木工事は全く関係ないないんじゃないの?
一見すると水道工事に土木工事は無縁の関係にも思えますが、この二つは深く関わっています。
水道屋さんと言うと建物の中での作業が中心と思う方も多いですが、道路での工事も多いです。
道路に埋設されている配水管を配管する時も、各家庭に水道を引き込む給水管を配管する時も、道路を掘削しなければ配管できません。
その時に必要な知識に「土木施工管理技士」の資格が重要になってきます。
1級と2級に分類され2級であれば17歳以上から受験が可能です。(学科のみの受験に限る)
公共工事の受注する際に、参加資格が設定されている場合には、工事の受注することもできません。
参加資格に「監理技術者」が必要な場合には、1級土木施工管理技士が必要になってきます。
水道工事全般を請負う会社であれば必須資格とも言えるでしょう!
管工事施工管理技士
管工事施工管理技士は配管工と深く関わっていそうだね!
「管工事施工管理技士」と一言でいっても様々な設備に共通します。
管工事と一言で言っても多くの配管について出題されます。
また、配管の種類い応じて決められた施工方法があるので、配管工にとっては興味深い資格ですね。
土木施工管理技士と同様、1級と2級に分類され2級であれば17歳以上から受験が可能です。(学科のみの受験に限る)
配管工であれば取っておきたい資格の1つでしょう!
ドローン検定
ドローン検定は関係ないでしょ!
これからの時代には必要な知識かもしれませんよ!
ドローンと聞いてあまり良いイメージを持たない方もいると思います。
でも最近では、建設業界でもドローンの活用が目立ってきています。
例えば、
- 空撮にて地形の3D化
- 橋梁の点検
- 工事写真の撮影
- 現場の点検
このように最近では様々な用途でドローンを活用しています。
ドローンを操縦する上で必要なのは、「技術」と「知識」
技術については、スクールがあるので興味がある方は受講しても良いでしょう!
JUIDA | DPA | DJIキャンプ | |
スクール日数 | 3~4日 | 3~4日 | 3~4日 |
費用 | 25~32万円 | 20~35万円 | 5.5~11万円 |
有効期限 | 2年 | 2年 | 2年 |
サイトURL | https://uas-japan.org/business/ | https://d-pa.or.jp | https://djicamp.aeroentry.jp |
「技術」よりもまずは「知識」と言う方にはドローン検定がおススメ!
級 | 受験料(税込) |
1級 | 18,000円 |
2級 | 12,200円 |
3級 | 5,600円 |
4級 | 3,000円 |
ドローンの「技術」や「知識」があるからと言ってどこでも自由に飛ばしていいわけではありません。
ドローンを飛ばすには許可申請が必要です。
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まとめ
今回紹介したのは、水道屋さんに入社した若手技術者にオススメする資格5選を紹介しました。
会社はもちろん、自分の知識や技能に重要な資格はこちらの5選です。
- 給水装置主任技術者
- 配管技能士(建築配管)
- 土木施工管理技士
- 管工事施工管理技士
- ドローン検定
今回紹介した資格以外にも建設業界にはたくさんの資格があります。
少しでも興味がある分野を学びたいと思ったら資格取得を目標として学んでみても良いでしょう。
資格は自分の価値を証明する一つの指標になります。
資格が何もないよりも、資格保持者を優遇してくれる会社も少なくありません。
自分に自信が持てない方や、周りと少しでも差を付けたい方には資格を取りましょう!
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