去年2級土木施工管理技士を合格したから俺はもう満足かな!
2級を去年取れたなら記憶が新しいうちに1級に挑戦した方が良いですよ!
受検資格があるならば2級を飛ばして1級にチャレンジしてもいいと思います!
最近、少しずつではありますが土木施工管理技士の受験者数が増えている傾向。
こちらが過去10年間の土木施工管理技士の受験者数のデータです。
近年では、10年前と同じ水準まで回復しているのがわかりますね。
建設業界に入社したら…。
土木施工管理技士の資格でも取ろうかなぁ〜
資格を取って周りと差をつけたいなぁ〜
こんなことを思ったら今すぐにでも上司に相談し受検の意思を伝えましょう!
資格は取ろうと思った時が吉日。
建設業界に入社したら資格を取得することに価値があります。
もっと言うと資格が物を言う業界と言ってもいいでしょう。
私も建設業界にいて早16年…。
今まで様々な資格をチャレンジしてきました。
「給水装置主任技術者」を始め
「2級土木施工管理技士」
「1級土木施工管理技士」
「1級管工事施工管理技士」などなど
とにかく1級を目指し勉強していきました。
そこでなぜ私がそこまで1級の取得にこだわっていたか?
今回は、目指すなら1級がいい理由を紹介します。
以前は2級よりも1級の方が取得しやすかった?
以前までの2級土木施工管理技士は、1次検定と2次検定の試験が1日に集約されていました。
そのことで、「1次検定の試験勉強」と「2次検定の試験勉強」の両方を試験当日までに学習しなくてはいけないので、計画的な学習が求められていました。
現在では、1次検定と2次検定は別の日に分かれているため、勉強計画も立てやすく効率よく学習できます。
これは、1級土木施工管理技士と同じです。
1級土木施工管理技士は、学習範囲が多いせいか「1次検定」と「2次検定」は別の日に行われます。
私の場合は、2級土木施工管理技士の合格後に1級土木施工管理技士を受験したので学習の違いを痛感しました…。
これはあくまで私の感覚ですが、同じ土木施工管理技士とは言っても「1次検定」と「2次検定」では使う脳みそが違うように感じます。
1次検定では文章を読んで選択するという一定のリズムの学習ですが、2次検定は主に作文の暗記が主要な部分。
過去の合格率でもわかる通り1次検定は合格できても2次検定は不合格と言う方も多くいます。
そういった事も踏まえると、「1次検定」と「2次検定」は別の日に受験する事をおすすめします。
このような環境になった今、1級合格までの道のりが以前より短くなりました。
合格率に惑わされては行けない?
合格率が低いから俺には無理だな…。
試験を受ける前に必ず確認したくなるのは「合格率」ですよね。
私も何か試験を受ける時に必ず確認をしていたぐらい合格率といのは気になるものです。
試験の難易度を確認するために見るのはいいですが、「合格率が30%以下だから俺には無理」なんて理由であきらめてはいけません。
これはあくまで受験者数に対しての合格率です。
受験の申込みをしても受験しない人も多くいますし、仕事が忙しくて勉強していない人や、勉強を諦めてしまった人も多くいます。
ましてや、受験日は建設業界に取っては繁忙期。
勉強と仕事の両立を余儀なくされます…。
そんな中での合格率なので一概に「自分には無理だ」とあきらめるのはもったいない。
私も数年前に2級土木施工管理技士を受験したときは受験申し込みをしたのにかかわらず、受験会場にすら行かなかった過去があります。
行かなかった理由は「勉強時間の確保ができず勉強が十分に出来なかったから」
以前の私のような方も何人もいることでしょう…。
また、受検会場に行っても空席が目立つ時もありました。
合格率はあくまで受検の応募数に対しての割合なので、実際の受検者数とは異なることになります。
2級を取得した翌年には1級を取ろう!
2級土木施工管理技士を合格できたならすぐに1級土木施工管理技士に挑戦しましょう!
2級が合格したならば1級の合格はもう目の前!
やはり記憶が新しいうちに受験するのがベスト!
私が勉強した感覚ですが、2級と1級では勉強した内容に対して違いは無いと感じました。
どちらが難しかったかと言う質問に対しても私は「どちらも同じ勉強しかしていないので同じぐらい」と答えるでしょう。
2級と1級の大きな差は大きく分けて2つ。
問題の量と、出題の仕方だと思います。
1級の場合は午後の部もあり、問題数が35問増えています。
2級では2択だった管理項目も1級では1択とより厳選されています。
このように問題の量や出題の仕方に違いはあるものの勉強する上で、1級だから難しい問題が多いといったことはありません。
1級は2級よりもより鮮明に記憶に残っているかが重要なポイントになります。
2級の学習した内容が覚えている時期に1級の勉強を開始した方が勉強時間も短縮できるので2級合格後の翌年の受験をおすすめします。
受検の際は受検資格の確認もお忘れずに!
1級にはどんなメリットがあるのか?
当然ながら1級を取得すると様々なメリットが挙げられます。
会社側のメリットと自分へのメリットに分けてみましょう。
金額が大きな工事が受注できる
1級土木施工管理技士を取得していると、「監理技術者講習」が受けられます!
講習を受講すれば晴れて「監理技術者資格者証書」が交付され晴れて「監理技術者」となることができます。
監理技術者が居ないと取得できない工事⏬
監理技術者資格者証が交付されたらのすぐに各自治体への登録を済ませましょう。
詳しくは各自治体へ問い合わせをしてみましょう!
売上高が上がる
当然ながら受注金額が大きな工事を請け負えるので売上高がUPします。
会社での売上目標があった場合にも目標達成の近道にもなり、更なる高い目標に対する意欲にもつながります。
売上高が上がることによって会社の士気も上がることでしょう!
経営事項審査の評点がUPする
「監理技術者」は1人当たり5点が追加されます。
これは会社側にとっては大きなメリットです!
経営事項審査の評点がUPすることで会社の「格付け」が上がります。
「格付け」が上がることで受注できる工事金額が変わってくるので、5点のUPは大きいです。
「格付け」にはA・B・Cと3段階あり総合点数により工事金額が変わります。
詳しくはこちら⇩
【土木一式工事】
格付 | 工事価格 | 総合点数 |
A | 5,000万円以上 | 890点以上 |
B | 2,500万円以上5,000万円未満 | 760点以上889点以下 |
C | 2,500万円未満 | 759点以下 |
自分の名前を使って大きな現場を管理できる
1級の資格に合格し監理技術者なると自分の名前で大きな現場を任されることもあるでしょう
大きな現場とは、国や地方公共団体等が発注する公共工事において、請負金額が3,500万円(建築一式は7,000万円)以上の工事です。
このような大きな現場には、施工体制図や現場組織図等のに名前が記載され現場に掲示されます。
その中に自分の名前が記載されるので自分が現場に携わっている実感が得られることでしょう。
自分の存在があってこその現場だと思えることでなんだか誇らしい気持ちにもなりますよ!
昇格しやすい
建設業界は資格は切っても切り離せない業種でもあるので、やはり資格所有者は昇給がしやすい傾向にあります。
業界によって様々な資格があるので業界にあった資格を取得することで自分の価値を証明するものになります!
建設業で最もメジャーな資格が施工管理技士。
その中でも1級・2級とあるのでまずは2級から取得し最終的には1級までの取得を目指しましょう。
主任から部長になる近道となるかも!
給料UP
資格を取得することで給料がUPする会社も珍しくありません。
小さな会社でも「資格手当」が付くことも多くあります。
因みに、弊社も中小企業ですが資格手当があります。(月額での金額)
- 1級〇〇施工管理技士・・・・1万円
- 1級配管技能士・・・1万円
- 2級〇〇施工管理技士・・・5千円
- 給水装置主任技術者・・・5千円
- 排水設備士・・・5千円
このように資格によって昇給する金額が違ってきます。
資格によって差をつけることで資格取得に意欲的になりますからね!
まとめ
やはり、資格は1級となると合格する確率が下がりますが、勉強習慣を作れれば合格する確率は上がります。
重要なことは計画的な勉強です。
試験の全体を把握したうえで計画的に勉強を進めていきましょう!
忙しい仕事の合間に、試験勉強を両立させることは大変なことですよね…。
その中でも、当ブログを介して1級土木施工管理技士を目指してくれたら幸いです。
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