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建設業界のイメージと今後

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建設業界に入ろうと思っているんだけど実際はどうなんだろう?

体力的に若くないと厳しいか…。

建設業界に興味はあるけれどなかなか踏み込めない方も多くいることでしょう!

建設業界と言ったら過酷なイメージを持たれるかとも多くいます。

体力的にも精神的にもキツい。

そんな情報はネットでたくさんありますからね…。

そのような情報だけを鵜呑みにして建設業界を諦めてしまうのはもったいない。

今回は私自身が実際に建設業界に17年間いる中で自身で感じたことや、周りから聞いた話を

「今までの建設業」「今後の建設業」といった形で紹介します!

こんな方におすすめ!
  • これから建設業界に入ろうとしている
  • 業界にいる人の話を聞いてみたい
  • 建設業界に興味がある
  • 建設業界の今後を知りたい

今までの建設業

まずは、建設業界と聞くとマイナスイメージを持たれる方は未だに多くいます。

昔で言う3K「キツい、汚い、危険」

一度は聞いたことがあるフレーズ。

こらは私が建設業に入社した約17年前はこのようなイメージが色濃く残っていました。

中でも下記のイメージを持たれている方が多くいます。

残業が多い

これは作業員と言うより管理側(施工管理)に対するイメージでしょう。

一昔前まではこのような働き方は実際にありました。

特に中小企業は人数が少ないため、書類作成をする人間が少ないのも原因の一つ。

これは以前私が勤めていた会社の話ですが、現場が終わってから書類作成は当たり前。

そして不運なのとに私の上司は残業大好き人間でした…。

寝ないでやっている自分に惚れ込んでいるような感じで残業も強要される始末。

遅い時はてっぺん(0時)を超えることも1回や2回じゃありません…。

未だにこの様な体質な会社は少ないと思いますがゼロではないかも…。

休みが少ない

建設業といえば休みが少ないというイメージも強くあります。

建設現場の前を通ると休みの日でも工事の音が響いていたりしますからね…。

と言うのも現場仕事はどうしても工期(工事期間)が決まっています。

工期までに終わらせるために休日も作業をすることがたまにあるんですよね、、、

そもそもの工期が短いのも一理ありますが現場では様々なことが起こります。

思っていたよりも手間が掛かったり、不具合が起きたりするとあっという間に数日過ぎてしまいます。

そのツケが最後の方に来て休みがなくなる…。

これが今までの建設業では当たり前におきていたのも事実ですね、、、

若手がいない

若手不足が深刻なのも建設業界の問題の1つ。

今の世の中が体育会系の時代ではないが建設業界だけはその傾向が強いのも若手がいない要因の一つでしょう。

特に中小企業は高齢化が進んでいる傾向にあります。

現場に行っても監督が20代、職人さんは50代後半なんてこともよくあること。

建設業界でも年齢格差が広がっている様に見えます。

国土交通省のデータによると建設業で働く約34%が55歳以上であり、29歳以下の労働者は全体の11%ほどのようです。

10年もすると大半が引退となってしますため、中長期的なに担い手が必要な状況ですね…。

パワハラが多い

これは10年前には少しはあったかもしれませんが今はパワハラ上司みたいな風潮は懐かしくも思えますね。

ただ高齢化が進み現代社会に遅れをとっている建設業はパワハラのような事が全くないと言ったら嘘になるかもしれません。

会社の平均年齢が高いところはパワハラ気質な可能性があります。

若手が入ってもすぐに辞めてしまい、若手が育たない環境になっているかもしれません…。

また、社長自身が現場で現役でやっているところも社員が育っていない可能性があります。

社長自身が社員にパワハラをしているなんて事も珍しくありません。

入社の際は現場見学できる制度がある会社がいいですね!

今後の建設業

それではこれからの建設業はどうゆう取り組みがあるのか?

建設業の未来は明るいのか?

建設業界に入社を考えている方は不安に思う事だと思います。

昔の3Kは冒頭でもお伝えした通り「キツい、汚い、危険」

今の3Kは「希望・給料・休暇

一昔前までのイメージを払拭しようと今の建設業界では様々な取り組み行われています。

働き方改革が適用

2024年4月から建設業でも働き方改革が適用されました。

「時間外労働の上限規制」のことですね!

残業時間の上限
  • 1ヶ月45時間
  • 1年360時間

働き方改革の影響もあって発注者側も著しく短い工期設定は無くなりました。

十分な工期設定であれば現場も書類も工期に追われる事が無くなります。

週休2日対象工事の拡大

緊急を要する工事以外において「週休2日制モデル工事」の現場も多くなってきています!

工事現場でも「この工事は週休2日制モデル工事です」と書いてある看板を見かけたことはないですか?

自治体によては工事の加点対象にもなるので企業側も積極的に取り入れているのでしょう!

また、週休2日対象工事にする事で若手技術者の確保が十分に期待できます。

土曜日が当たり前に休みで生きてきた世代からすると土曜日出勤は抵抗がありますからね。

労務単価の増加

新3Kの一つでもある給料に直結する部分ですね!

国土交通省の公共工事計画労務単価によると現在(令和6年3月)の平均値は23,600円で12年連続の引き上げとなっています。

これは建設業の人手不足を解消するために国が力を入れていると言う結果でしょう!

今後さらなる上昇が期待されます。

企業側がきちんと給料に反映しなければならいけませんね!

建設キャリアアップシステムの導入

建設キャリアアップシステムとは、

そのシステムに登録することによって、「技能者の資格」や「社会保険の加入状況」などを一括管理し、一目で技術者の評価できてしまう制度。

技術者のキャリアによって適切な評価を受けられるという利点があります!

レベルが1〜4まであり技術者自身もレベルアップを目指したくなるでしょう。

デジタル化による仕事の見える化

最近では様々な施工管理アプリが販売されて、現場情報や会社の工程などが共有できるようになっています。

「写真整理」や「書類整理」も現場と事務所が共有できていれば現場が終わってからの作業が格段に早くなるでしょう!

1人でやらなくてはならない作業も共有することで1人の負担が軽減されます。

また、デジタル化によって「言った」「言わない」を回避できるメリットも。

現場の説明を口頭ですると早口になったり、重要な主語が抜けて相手に上手く伝わってない事が多くあります。

文字や図にしておく事でより相手に伝わりやすく、忘れても見返すこともできるでしょう!

パソコンを扱う業務は若手の得意分野。

今の20代は小学生の頃にはもうスマホが誕生していたし、デジタル社会に慣れています。

ベテランは知識はあってもパソコンは苦手な方は多く、若手が活躍できる分野の一つです。

今後は、企業側も時代の流れに合わせデジタル化にシフトしていく事になるでしょう!

残業を強制できない時代

一昔前の日本では、「残業」や勤勉を責任感に象徴とされる時代がありました。

昔のCMでは「24時間戦えますか」なんてCMもあったぐらいですからね…。

そんな時代も過去の話。

本格的に残業時間が減少したのは2024年から始まった働き方改革が促進したからではないでしょうか?

それにより残業規制による罰則もより厳しく定められました。

残業を強要しようものならパワハラ扱いになりまねません。

コンプライアンス的にも企業側は従業員に対して無理な残業をさせることが厳しくなりました。

残業ができない時代は、単なる制約ではなく、私たちの働き方や生き方を見直すいい機会でもあります。

中には自ら残業をして仕事を覚えようとする若手技術者もいるでしょう。

それを頭ごなしに残業を否定するのではなく温かく見守ることも必要。

これからは、効率化的かつ柔軟な働き方にすることで、個人も企業も共に成長できるでしょう!

女性の活躍も目立つ

近年では現場に女性の活躍も目立つようになってきました。

一昔前の建設業では考えられなかったと思います。

現場で怒鳴り声が響いていた頃の時代では怖くて女性も働きづらいですからね…。

今ではそんな老害のようなオヤジは徐々に減っています。

やはり時代の流れですね…。

今まで女性の採用をしていなかった会社も今では女性作業員大歓迎のところも。

私の会社にも、女性作業員が2名いますが、女性にしかない視点や発想があり日々感謝しています。

最近の現場では女性を支援する取り組みも積極的に行われており、現場には女性にも入りやすいと好評な「快適トイレ」と言う名のトイレもあります。

一般的な簡易トイレは和式が多く、男性が立って用をたすぐらいのスペースしかないのでとても狭く感じますが、快適トイレは、一般的な簡易トイレの2倍の広さ。

洋式トイレに手洗機能もついています。

他にも、女性用の作業着の種類も最近は増えてきているし女性が働きやすい環境が整ってきているように感じます。

まとめ

いかがでしたか?

建設業界は未だに古いやり方をしている会社も多いのが現状ですが、時代は先に進むばかり。

新しい技術を取り入れない会社は淘汰されていくことになるかもしれません。

先見の目を持ち常に新しいことにチャレンジする事が建設業界にとって明るい未来となるでしょう!

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